Liquid HydroCarbon Resin(液状炭化水素樹脂)
当社が保有する留分を原材料として、液状炭化水素樹脂を開発いたしました。
お客様からの要望に合わせて、温度粘度特性を変化させることが可能です。
また、ご要望に合わせて、不飽和結合(水素添加)の有無を選択することも可能です。
詳細についてはお問い合わせください。
問い合わせ
【事業開発室】
E-mail:strategy@chemiway.co.jp
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製品特徴
- 液状の樹脂です。また、水素添加した樹脂は無色透明です。
- 所望の粘度に調整できます。
- 各種一般的な有機溶剤に溶解性を示します。
- 各種ポリマーや熱可塑性エラストマーに対して相溶性を示します。
期待される用途
- ホットメルト接着剤用の可塑剤(可塑剤代替材)
- タイヤ等のゴム製品向け改質添加剤
- コーティング剤、シーリング材向け改質添加剤
こんなニーズにいかがでしょうか
- 液状の可塑剤を探しており、ご要望の粘度がある。
- 反応させるために、不飽和結合を有する液状の樹脂が欲しい。
- 添加剤用途なので、分子量が小さなオリゴマーが欲しい。
物性情報
開発品物性表
開発品の代表値を示します。

温度に対する粘度の変化挙動
- 開発品Aは、温度に対する粘度変化は小さな樹脂です。
接着剤の可塑剤として使用されるパラフィン系オイル(市販品)に類似した粘度の変化挙動を示します。 - 開発品BおよびCは、温度に対する粘度変化が大きな樹脂です。
- お客様のご用途に合わせて、樹脂の温度に対する粘度変化を選択できます。

有機溶剤に対する溶解性
開発品は、各種有機溶剤に対して良好な溶解性を示します。

熱可塑性エラストマーに対する相溶性
開発品は、粘接着剤、包装フィルム、およびアスファルト改質剤等に使用される各種スチレン系エラストマーに対して、良好な相溶性を示します。

熱時安定性
- 開発品の160℃における重量減少率は-2%であり、加熱条件下でも安定性があります。
- 高温下での製造/処理プロセスがある粘接着剤、封止剤用途にもお使いいただけます。

応用例
ホットメルト接着剤(HMA)の可塑剤(プロセスオイル)代替材
- 使用温度付近の粘度の高い開発品を使用したホットメルト接着剤組成物は、耐ブリードアウト性に優れ、長期使用/保管下でも滲み出し現象が起こりにくくなります。
- 塗布作業温度の粘度が低い開発品を使用したホットメルト接着剤は、今お使いのホットメルト接着剤の塗布性と変わりません。
