アセチレンケミストリー

Vinylether Monomer(ビニルエーテルモノマー)

当社では、エチレンプラントから得られるアセチレンを原料として、ビニルエーテルモノマーを製造しています。
ビニルエーテルモノマーは、アセチレンとアルコールを塩基性触媒下で反応することで製造します。
この方法は一般的にレッペ法と呼ばれています。

ビニルエーテルモノマーの特徴

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開発品

期待される用途

物性情報

粘度

表面張力

様々な反応性

ビニルエーテルモノマーのカチオン重合性は一般的に知られていますが、一部のビニルエーテルはラジカル重合性を有しております。
独自の特許技術を保有していますので、お問合せ下さい。(事業開発室)
単独重合だけでなく、グリシジルエーテルモノマーやアクリレート/メタクリレートモノマーとの共重合が可能であり、
高い電子受容性をもつモノマー(フルオロオレフィン、無水マレイン酸)と完全交互共重合します。
また、ビニルエーテルモノマーは、アセタール化反応やエン・チオール反応など、各種反応性官能基との反応性を有しております。

反応例

カチオン重合(大阪大学大学院理学研究科  青島研究室 共同研究)→青島研究室HPリンク

単独重合系:リビングカチオン重合

<特許例>ABA型トリブロック共重合体及びその製造方法.特許第5662526号

共重合系:オキシランとのビニル付加・開環カチオン重合
共重合系:アルデヒド類との制御カチオン交互共重合

ラジカル重合(福井大学大学院工学研究科  杉原研究室 共同研究)→杉原研究室HPリンク

単独重合系:ラジカル安定化によるラジカル重合体の合成

<特許例>ラジカル重合によるオキシエチレン鎖含有ビニルエーテルポリマーの製造方法.特許第7016072号

共重合系:無水マレイン酸との共重合
共重合系:フッ素系モノマーとの共重合

低分子反応

エン-チオール反応
アセタール化反応/アセタール保護

特許公報情報

多数の特許公報にて、ビニルエーテルを用いた材料等が報告されており、その有用性が確認されております。
様々な用途にて使用されておりますので、お客様のご用途の参考としていただければと存じます。

インク・塗料・現像剤関係

粘着テープ・接着剤・シート関係

インプリント・レジスト・光学部材・電子材料部材関係

その他

Vinylphosphonate Monomer(ビニルリンモノマー)

ビニルリンモノマーは、アセチレンのヒドロホスホリル化反応により製造します。

ビニルリンモノマーの特徴

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期待される用途

表面処理剤、キレート剤、洗浄剤、接着性向上剤、分散剤、歯科材料